大関霧島(2代) 2024年1月場所綱取り

大関】霧島(2代)

序の口から22場所で十両昇進。十両は5場所で通過。平幕10場所を経て小結昇進。負け越して平幕に下がるも、平幕4場所を費やして、小結に帰り咲。そこからの星の流れは以下の通りです。

 

R4⑪ 西小結2 8‐7

R5① 東小結  11‐4準

R5③ 東関脇2 12‐3優

R5⑤ 東関脇  11‐4

ここで、大関昇進ですが。直前成績が優勝を含む3場所34勝。直前3場所が三役で全て11勝。かなりハイレベルな直前成績です。個人的にはR5③後の昇進でも、特に問題ないと考えています。(横綱大関の人数、周囲との相対的な実力を考えれば、3場所31勝、直前場所優勝で少なくとも、審議くらいすればと思いました)

 

大関昇進後ー

R5⑦ 西大関 6-7-2

R5⑨ 東大関 9-6

R5⑪ 西大関 13-2優

 

大関、初日休場からの、6-6(+不戦敗1+2休)カド番場所を13日目勝ち越しで脱出して、13勝の優勝の流れです。

大関の場所全休の曙(全休-9-14優-13優)、一桁から連覇の武蔵丸(8-13優-13優)、一桁から準ずるの鶴竜(9-14同-14優)が類似の昇進例と言えます。

恐らく13同以上なら昇進しそうな気がします。(12優でも上げる可能性あります:とにかく雰囲気ですので、序盤で崩れてまくるパターンが一番雰囲気的にはいいでしょうね)14勝なら3場所で36勝となるので、できれば14勝で昇進して欲しいですが、14勝はかなりハードルが高そうです。(対戦圏内の相手との相対的な力の差を考えると13勝以下が妥当と考えています)

一番悩ましいのが12優又は12同、13勝準の時です。(恐らく13勝なら優勝になる可能性が高いです)

特に12勝の場合まともに直前成績だけで昇進した例は大鵬(11準-13優-12優)まで遡ります。大鵬の場合直前2場所だけだと25勝と勝ち星が微妙ですが3場所36勝で連覇なら、普通に昇進です。

大鵬と同時昇進の柏戸(10-11-12同:大関昇進じゃないです横綱昇進です)の場合、大甘もいいところで、これをまともな前例として扱うと、おかしくなるので除外してます。

霧島の場合12勝だと直前2場所の星が不足です。3場所前でカバーできるかと言うと、3場所34勝なのでこれも、不足。12同なら見送りもあるかもしれませんが、雰囲気で決まるところもあるので、なんともです。武蔵丸も直前3場所34勝ですが、直前場所13優、連覇、大関在位30場所、9-12準-15優(新大関からの3場所)の実績も加味されての昇進と思いたいですが、当時の雰囲気だと直前2場所しか見ていなかったです。

すんなり昇進となればいいのですが、これはやってみないとですね。絶対的な強さは付けつつあるようにも見えますが、横綱となるとどうでしょうか。2024年1月場所の土俵に注目です。

 

2023年12月27日、筆