2023年名古屋場所総括

まずは、十両昇進。5人ってのはたまにあることですが、

全員新十両は、珍しいです。

三賞は大盤振る舞いでしたね。

特に、豪の山と湘南の海は、新入幕限定の10勝敢闘賞を千秋楽に挙げて、見事でした。

下位に落ちてた、遠藤、走るかなと思ってましたが、やはり、終盤は足に来るんでしょうね。失速しました。上位だとダメでした。

北勝富士もこの位置なら、12勝は妥当ですが、後1勝が足りなかったですね。優勝には。決定戦で勝てるとは思っていませんでしたから、並んだ時点でかなり確率低くなりましたね。

伯桜鵬、文句のつけようがない活躍でした。先場所十両で14勝、今場所幕尻で最後まで優勝を争っての11勝。このまま、駆け上がる可能性もありますが、来場所はかなり上がるので(私予想だと、東前7)試される来場所になりそうです。

錦木、終盤勝てない相手じゃなかったですが4連敗。でも、三役昇進と三賞受賞でいいとは思いますが、前半の勢いだと12勝は行ける気がしてたので、意外でした。

来場所の3関脇。琴ノ若(8‐11)、若元春(10-9)、大栄翔(10-9)、全部サイレント大関取りです。全員13勝の優勝以上で、恐らく上がります。同点でも上がるかもしれません。ケチ付けるところはいくらでもあります(琴ノ若は2場所が小結、若元春、大栄翔は1桁をはさむ)が、直前優勝はかなり効きます。準優勝だと微妙ですが、千秋楽相星決戦だと行けそうです。照ノ富士の状態いかんですが、ラインは13勝あたりになりそうですので、まずは序盤は1敗以下で切り抜けることが最低条件でしょうね。悩ましいのが12勝での優勝。全員星が31勝になるので、かなり微妙です。星の並びからすると、琴ノ若、大栄翔、若元春(大栄翔はその前の優勝同点を加味してます)の順番になります。私はこの成績、10-9-12優、で昇進させてもいいとは、思ってますが、そこは審判部次第なので。

大関豊昇龍 10-11-12優での昇進。まだ、取り口は雑ですが、持ち前の運動神経とセンスで勝ち星を拾う場面もあり、ストレートでもう1個上に行けるかというと、少し時間がかかるかもしれません。

大関霧島 最終的には負け越しましたが、新大関で千秋楽を迎えられたことは、今後にいいとは思います。来場所はカド番ですが、相対的実力で、余程の事がない限り負け越すことはないでしょう。

貴景勝照ノ富士についいては、来場所前になるまでは何とも言えません。

 

以上 了(2023.7.28)