初めての旅

1989年11月の旅行です。

当時高校生の私は相撲が大好きになっていました。若い故、抑えが効かず、待っていれば大阪場所が来るのですが、とにかく本場所に行きたい!

ということで、自分のお年玉貯金半分、残りは両親に出してもらって、寝台―福岡ー新幹線で帰るという旅行を弟と一緒に行くことにしました。

初めて乗る寝台は大阪発の特急あかつき。大阪発で姫路には22台の到着だったと記憶しています。大阪―博多は距離が短く、博多に早朝に着いて時間つぶしに難儀した記憶があります。

当時は若貴が上り調子で、チケットは高騰しているといわれていましたが、升席2名分18000円でとることができ、同じく升席を2名分とっていた人(20台のお姉さんとそのお母さま)と同升で観戦する事になりました。

1989年11月場所12日目の観戦で、状況としては大関小錦関が11連勝、10勝1敗で横綱北勝海が追いかける展開の中での小錦北勝海の直接対決が12日目に組まれていました。

果たして、結びで全勝の小錦が破れ、座布団シャワー、私と弟は自分の座布団を投げ、同席のお二人のご厚意に甘えて、同席のお二人分も投げました。

初めての観戦で座布団を投げられるとは!

かなりラッキーだったと思います。

相撲は18時で打ち出しですので、即座に帰途につきます。乗るところまでは、気が張っているので空腹を感じませんでしたが、乗った瞬間、私も弟も途端に空腹を自覚し、食堂車に。行ってみると、一番安いのがカレーで1300円。高校生の私にはとんでもなく高いと思いましたが、まだまだ旅の素人、駅弁を買ってから乗るという事も失念していましたので、素直に食堂車のカレーを食べました。その時は正直ボンカレーの方がうまいな、と思ったものです。

まぁ、若気のいたりですね^^;