ガンダムSEEDを見るに当たって(最低限にとどめていますがネタバレあります)
1stガンダムに間に合った世代を戻すために作られたと言っても過言ではない物語ですが、単独でも素晴らしい仕上がりになっています。2002年発表です。
@@@@@@@@@ここ以降はネタバレです@@@@@@@@@@@@
設定が違うだけで、主人公は思いっきりチートです。
現実の時代の移ろいに応じて、ニュータイプがコーディネーターになっている点。さらにSEED(人類の種)という概念を作って、それはコーディネーター、ナチュラル問わず持っているもの。ここら辺が深いです。
思いっきり戦争していますが、根底は争いを否定しています。
実際にテレビ版およびHDリマスターを見ると、初見だと序盤から中盤までが、物語の進行が遅く、疲れてしまうこともあるかと思います。私自身も今だとざっくり30話前後から見ますが、10回以上通算で通してみているのでこれができます。ですので、終盤に入る前の概略を書きます。
まずは、前提条件として、ナチュラルによる核攻撃があったこと。これを基調にして核動力は否定されている。(ニュートロンジャマーがあるので使えない) ここは推測ですが動力は基本電気だと思います。
*ニュートロンジャマー:核物理を強制的に不可能にする技術。現時点での技術的裏付けはないです。
そういう中で、コーディネーターはMSタイプの兵器を開発してプレッシャーをかけています。そういう中でナチュラルもMSを開発します。それを強奪に来るコーディネーターという構図で冒頭が始まります。
キラ・ヤマト:本編主人公(コーディネーター:冒頭はオーブの学生)
アスラン・ザラ:キラ・ヤマトの幼少時の親友(コーディネーター:冒頭はザフト軍)
基本はこの二人です。
その際の、ナチュラル側の責任者がマリュー・ラミアス、エースパイロットがムゥ・ガ・フラガ。侵攻するザフトの責任者がラウ・ル・クルーゼ
【用語解説】
*オーブ:日本を模した非戦国家、ナチュラルとコーディネーターを区別しないという国是を持っている。
*ザフト:コーディネーターが組織する軍隊
*ナチュラル:遺伝子操作をされていない人間
*コーディネーター:受精卵の段階で遺伝子操作を受けて生まれた圧倒的な力を持った新しい人
という設定です。
ナチュラルが開発したガンダムタイプのMSが5機あって、襲撃で4機が奪われます。残ったストライクを初搭乗でOSを書き換えて最適化して動かしたのが主人公です。(OS書き換え、見た感じ5分程度です:これ位の圧倒的な力を持つものとして劇中では書かれています)この時のOSの頭文字を取って主人公が「ガンダム」と呼びます。
以降宇宙での戦いを経て地球に降りる所とか思いっきり1stをなぞっていますが、全くのパクリではなく、きちんと考えられたシナリオになっています。でないと、映画とか作れないです。戦いを経て主人公が成長していく点も同じですが、この中で劇中の重要人物との出会いがあります。
ラクス・クライン:前プラント評議会最高議長の娘(コーディネーター)
カガリ・ユラ・アスハ:オーブ首長国連邦の国王の娘(ナチュラル)
*プラント:ナチュラルに対しての工場という意味の侮蔑的な呼称にもかかわらずコーディネータも使用している。コーディネーター国家という意味で使われているという感じです。
戦いを経て、キラの友人がアスランによって戦死。その後アスランの友人がキラによって戦死という事を経て、キラとアスランが戦ったというところまでが、ざっくり31話までです。ここら辺までは本当に展開が遅いので、32話前後から見ても最低限知っていないといけない事を書きました。
一助になれば幸いです。(現時点でhuluでは配信されています。他は確認していないので何とも言えないですが、配信している所も他にもあるかもしれません)
(2024年8月16日 記)