大関の成績【昭和後期】
という事で、大関の地位で連続10勝がどれくらい厳しいか、見ていきたいと思います。
【昭和後期の定義】
戦前は場所数も違い、単純比較できない。
戦後の大関もS47年までとそれ以降とは全く昇進基準が違う。
以上の事から、大関の成績としてはS47年以降に昇進した最高位大関の「大関時代の成績」を客観情報として提示します。
貴ノ花 連続10勝以上3場所 2回
大受 0
魁傑 0
旭国 0
増位山 0
琴風 連続10勝以上7場所 1回
若島津 連続10勝以上6場所 1回
連続10勝以上3場所 1回
朝潮 0
北天佑 連続10勝以上3場所 1回
連続10勝以上4場所 1回
小錦 連続10勝以上5場所 1回
連続10勝以上6場所 1回
上記で示した通り、昭和後期に大関になった人で、3場所連続10勝以上を達成した最高位大関は10人中5人。
大関でも結構ハードルが高いと、私は考えます。
通常大関の責任は、「常に勝ち越して、平均10番」という感じです。
そういう事からすると、3場所連続10勝以上は必要なく「ならせば10番」という感じです。
ならしていいなら「大関昇進」についても、ならしてもいいんじゃないでしょうか?
ただ、連続3場所10勝以上はかなりハードルが高い気がします。
強い大関でも、連続10勝以上を記録するのは最大2回。
とすると、大関昇進は連続3場所10勝以上でいいんじゃないかと思います。
1桁を含む場合はならして考えるべきと考えます。